幸福論

作詞・作曲 椎名林檎

<検証>
98年5月27日発売で椎名林檎姫一発目シングル。
哲学的表題の曲で、林檎姫の「幸福」に関する素直な詩です。
PVでは、まるで違うイメージ(生と死)になってます。
林檎姫がゴリラに骨で叩かれそうになるシーンはちょっと笑える(*^。^*)
でも数あるPVの中で、私は、一番これがスキ!!!
すべりだい(c/w)
作詞・作曲 椎名林檎
<検証>
素直に耳に入ってくるさわやかな曲です。
でも詩の内容は、気まずい恋人関係をうまく描いています。
林檎姫自身、お気に入りの曲です。


歌舞伎町の女王

作詞・作曲 椎名林檎

<検証>
98年9月9日発売、2発目マキシシングル。オリコン最高50位。
林檎姫らしいインパクトのある題名。
そして女の価値観をうまく表した詩です。
曲の構成は、いたってシンプル。
8ビートの林檎姫のドラム実演を聞きながら、歌舞伎町を歩きたいものです。

unconditional love(c/w)
作詞・作曲c.lauper・ t.kerry・ b.steinberg

アンコンディショナル・ラブ

訳詞:椎名林檎

あたしは常に飢えている

何の依頼も無しに突如
与えられた身体・時間・意識
それらが奪われるのが何時なのか
はっきりとは
誰も
知らされていない

其れが故
あたしは常に飢えているのだ
自分自身にも
他者に対しても
何の説明も要さない
感じるだけの愛情に

<検証>
林檎姫の訳は、英語の意味をうまく凝縮した感じで、
自分自身を吐き出している。
人は、独りでは生きていけない。
人は、必ずもう一人の鑑を探さなければいけない。
そこから愛をもらうために。。。
愛は、例外なく人を狂わせる。常に飢えているのだ。
愛にいい状態はない。
こんな詩だと私は、個人的に思う。

ここでキスして。

作詞・作曲 椎名林檎

<検証>
99年1月20日発売、3発目マキシシングル。オリコン最高10位。
林檎姫の名が衰え逝くおじい様から小さなお子様まで
知られていった名曲です。
PVがかなりの効果らしく、林檎姫が語りながら歌うシーンには、
男性諸君は、釘付けになったらしい・・・・。
女の子が男の子に対する強烈パンチと嫉妬感が表れています。
ちなみにこの曲は、
THE 5th MUSIC QUEST-1996 JAPAN FINALで歌い、優秀賞を受賞。
なお、其の時のグランプリは、同じ九州代表の谷口崇氏である。
●アナーキー(anarchy)=アナーキこと写真家荒木氏のことを
                指しているいるわけではない。
                 アナキーとも云う。
                混乱、無秩序、無政府状態、無法律状態を表す。
●シド・ヴィシャス=イギリスのセックス・ピストルズの2代目ペーシスト。
            シドは、もともとセックスピストルズのファンだったが、
            1代目ペーシストがいなくなり、
            2代目に押し上げられた。
             音楽活動よりも私生活に問題(殺人事件等)があり
            21歳の若さでこの世を去った。
            映画「シド・アンド・ナンシー」は、
            このシドの破天荒の私生活を描いている。
眩暈 (c/w)
作詞・作曲 椎名林檎
<検証>
「あおぞら」に続く、林檎姫「空シリーズ」第二弾!!!
しっとりしたバラードタッチです。かなり人気の高い曲の一つです。
詩は、自問自答しながら自分の立場を改めて考えさせるものになっている。
都会の大きさと自分のちっぽけな存在を比較することで、
うまく孤独感を表している。
リモートコントローラー (c/w)
作詞・作曲 椎名林檎

<検証>
PVにある映画予告を見た方は、この詩のイメージがわかるだろう。
この詩のキーは、やっぱりニーチェ?

●カツァリス=シプリア・カツァリス。フランスのピアニスト。
●アコギ=アコー・スティックギターの略。「ゆず」とかが、
        演奏に使っているギター。エレキではない。