下剋上エクスタシー@盛岡市民文化ホール(6/7)

nessさんのライブレポート

6月7日(水)晴れ
4月からスタートした「下剋上エクスタシーツアー」も今日でいよいよフィナーレ。
最後だから何かとんでもないことをやってくれるかな?と期待しつつ、自分も18時に会場入り。
周囲を見回すと、仙台公演のときと違って、ナース娘は明らかに少なかったです。
自分の席は2階席だったので、ちと不安だったのですが、2階でも右サイドの最前列だったので、これはラッキーでした。
仙台公演もですが、今回のツアーは意図してこじんまりとしたホールを選んでいるのでしょうか?
まあ、ファンにとってはより身近で見れることは、何よりうれしい配慮!

場内にはブランキーの曲やザ・ピーナッツの「東京の女」などが大音量で流れていました。
そして「ピ〜ンポ〜ン、ジャージャーメーン♪」から始まる東芝EMIの方の前説。
これは地域性があって、かなり面白い。
「協賛は顔面シャワー・・・いや、スペースシャワーTV」とか、
「ステージにわんこそばを投げる等の行為は危険ですので、おやめください」に場内は笑いの渦。
また、「以上の事が守られない場合、或いはリアス式海岸が真っ直ぐになった場合は、即退場となります」とも言ってたようです(笑)

そして開演時間から10分押しでスタート。
照明が落ち、青いライトに照らされた姫のシルエットが浮かび上がり、「好きな人や物が多すぎて・・・♪」の歌声に場内は大歓声!
衣装は白一色。
首に包帯を巻いているのは、ここが手術室で病人のイメエジということか?
見るなと言われても、気になる胸元も健在(笑)

壱曲目の「月に負け犬」から間髪入れず、弐曲目は「弁解ドビュッシー」。
ステージ上でノリノリでピョンピョン跳ねる姫に、自分も我を忘れてノリまくる。

参曲目は「君ノ瞳ニ恋シテル」
マイクを持って激しく動き回り、歌う姫にもうただ感激!
自分の心拍を今計ったら、バックの心電図にように激しくなっていることだろう。
ここで一旦舞台袖に消えた姫。あれ?っと思ったら、メガホンを片手にすぐ再登場。

四曲目「本能」
それにしても姫には拡声器がよく似合う。この曲を知らずして此処に居る観客はいないはず!
しかし、歌の最中でちょっと異変に気付く。声が思ったとおり出せていないような気がしたのです。

その理由は次のMCで判明しました。
「風邪をこじらせて・・・」CT(スキャン)検査もしたらしい。おいおい、大丈夫か〜と不安に。

五曲目「Love is Blind」
ジャニス・イアンとはまた違った感じ。
何を歌わせても自分の色に染めてしまうというか、其の才能に驚く。
姫にはカヴァーアルバムなどを是非出して欲しいものです。

六曲目「虚言症」
終始、姫がマイクにもたれかかる。わざとか?それとも・・・?とにかく、大丈夫か?
高音を出すのがつらそうな印象を受けた・・・。

七曲目「積木遊び」
流麗な琴のメロディから始まる。
「待ってました!」とばかりにしくぢった音頭を踊る。ここでナースカメラマンも登場。
姫の腰を落としての正拳突きには、正道会館もビックリだろう(笑)

八曲目「あおぞら(悦楽編)」
またもノリノリのこの曲。ライブでは欠かせない一曲だと思います。
途中、姫が「ギター!」と叫ぶと、ライトアップされたヤヨシさんの演奏がカッコイイ!
もー、素晴らしかったです。

九曲目「ギブス」
一転して静かなこの曲。姫の観客全体に訴えるような歌声に、只々立ち尽くして聞き入る。
途中歌詞をミスる部分もあったが、病人ということで勘弁しましょう(笑)

そして2度目のMC。(聞き取れない部分も・・・それはご容赦願います☆)
「今日は来てくださって有難う御座います。長かったライブも今日で終わるんですけど・・・いつから始めたっけ」に場内から笑いが。
「ライブにくるとヘコむんですよ」
「こーだんしゃとか、蜜柑とか、皆が動揺したら困るなってことが一杯載ってて」
「でも皆さん、そんなのウソだってわかってくださるようで」
「(話を?)聞いてくださるのはうれしいですね。以上!」

「次はこの下剋上で筆おろし、みたいな」に場内大爆笑!
「『ギャンブル』と『やっつけ仕事』です。圧力、何卒宜しく!」の声で次の曲に。

拾曲目「ギャンブル」
スローの曲。歌詞は残念ながら聞き取れず。
メロディーははっきりと頭に残っているのですが・・・。

拾壱曲目「やっつけ仕事」
これは一転してノリノリの曲。
歌詞はどうしても聞き取れず・・・圧力かけますよ、ええ、もちろん!

拾弐曲目「警告」
赤いライトがフラッシュして、さながらパトカーのサイレンのよう。
この曲もすごく好き。もう何もかもが最高!これに尽きます!

拾参曲目「ここでキスして。」
人気の高いこの曲、生歌だとまた違った味わいがあります。
何度も同じ表現で申し訳ありませんが、これも只聴き入るだけでした。

拾四曲目「アイデンティティ」
一転、会場はノリノリ。
まさにライブ向きの曲で、私も何度となく飛び跳ねる!

拾五曲目「幸福論」
イントロはシングルバージョンかな?と思ったのですが、すぐにメンバー紹介へ。
キーボードの皆ちんは、猪木ばりの「今日で最後だー!いくぞ!イチ!ニー!サン!ダー!」をやってくれた!最高!
メンバー紹介が終わると、曲調が変わって悦楽編に。姫もメガホンを持って歌いだす。
この曲もライブには不可欠の曲でしょう!

そして3度目のMC。
あちこちから出てくる質問が聞き取れずに「ん?」を繰り返す姫。
じれったくなったのか、最前列の女の子にマイクを向ける。
「今日の0時に発表される告知って何ですか?」の質問に、姫は「えっ、何それ?」
・・・本人が知らなくてよいのか?(笑)
困って舞台袖をチラチラ見た後、「まあ、お楽しみってことで・・・」と上手くかわしてました。
その後も会場のあちこちから質問が殺到。
あまり多いので、姫曰く「最後だからって、思い思いの質問をしないように」。
前の列に妊婦がいたようで、「名前をつけて下さい」と頼まれ、「名前は『疑惑』。」と言い切る姫。
これには場内も爆笑。

拾六曲目「罪と罰」
歌い出しから其の声に聴き入る。またも縦横無尽にステージを動く姫。
ラストの口笛まで聴くことができて、感激!

拾七曲目「歌舞伎町の女王」
自分が姫にのめりこむきっかけの曲で、すごく好きです。もうただただ感動!

拾八曲目「浴室」
アルバムと微妙に違う感じ。ハウスっぽくない感じがしたのは私だけ?

拾九曲目「依存症」
これも只々聴き入る。この曲はかなり涙腺を刺激する。
バックからの眩しい光に、姫がこのまま消え去るようなイメエジを抱きました。

弐拾曲目「シドと白昼夢」
アルバムと違うアレンジ。
前半の静けさと、後半の激しさのギャップが最高です!

弐拾壱曲目「病床パブリック」
これもノリノリの曲!前奏の際、姫が腕を大きく回す仕草がカッコよすぎ!
最後はヤヨシさんがギターを叩きつける!壊す!姫はそれを踏みつける!
もう最後だ!何でも好きにやって頂戴!演奏終了後、メンバーがステージを去る。

場内からは「もう一発!」コール。その後「林檎コール」へ。
少しの間の後、メンバーがくるくると回りながら再登場。
姫は中央のマイクスタンドで、無言のまま連続してシャウトのポーズを取るなど、
かなりオーバーなアクションを披露すると、場内からは大歓声が。
しかし、姫曰く「バカなことするのも楽じゃねえな。」
この一言でまたも場内は爆笑!
そしてアンコールへ。

アンコール壱曲目「同じ夜」
これもかなり涙腺を刺激する曲。前半の病の話を忘れてしまうくらい、姫の声が心に響く。
この日、この時、この場所に自分がいたこと、そしてこの曲を聴けたことに・・・只、感謝!

アンコール弐曲目「丸の内サディスティック」
イントロなしで突然スタート。おそらくは「無罪〜」の中でもトップ人気のこの曲、私も大好きです♪
ナースカメラマンは、スティックボードでステージ上をちょこまかと動き回る(笑)
間奏では姫が「師匠ー!」と叫ぶと、亀田師匠がステージ前に出てきて演奏するサービス付き。
其の横でひたすら師匠に土下座する姫。
「青、噛んで熟って頂戴〜」の所では、姫がステージに寝そべる仕草を披露。ストリップのイメエジか?
場内の熱気も最高潮に達したところで、ライブは終了。

メンバーが去り、どんどん途切れ途切れになる心電図・・・もう止まる・・・止まった・・・。
その後、中央に花が捧げられる。場内からは拍手と悲鳴が入り混じる中、全てが終了した。

開演前は、正直言ってツアーを二回も見たら、今年は十分かな・・・とも思っていた。
しかし、終演後にはそんな自分はかけらほども居なかった。
二度見たら三度、いや、できる限り何度でも見たい!これが本音です。
今回残念ながら見れなかった人も、次の機会は是非見て欲しい!其れだけの価値は十分にあります!
会場入り口でもらったチラシの「座禅エクスタシー」。
此処で姫はどんな姿をみせてくれるのだろう。
今日のライブの興奮と、新たなライブへの期待を胸に、満足した気持ちで帰途につきました。
最後に、つたないライブレポですいませんでした。

「下剋上エクスタシー」6月7日盛岡市民文化ホール公演/曲順
月に負け犬
弁解ドビュッシー
君ノ瞳ニ恋シテル
本能
<MC1>
Love is Blind
虚言症
積木遊び
あおぞら(悦楽編)
ギブス
<MC2>
ギャンブル
やっつけ仕事
警告
ここでキスして。
アイデンティティ
幸福論(先攻編〜メンバー紹介〜悦楽編)
<MC3>
罪と罰
歌舞伎町の女王
浴室
依存症
シドと白昼夢
病床パブリック

〜アンコール〜
同じ夜
丸の内サディスティック


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